医療脱毛で使用されている機械はどんなもの?
エステで使用されるフラッシュ脱毛より出力が高い機械
医療レーザー脱毛の照射は医療行為なので、エステサロンや脱毛サロンでは行うことができません。
医療機関での、有資格者(医師や看護師などの医療従事者)による施術のみでしか受けることができません。
エステサロンでの脱毛は、光脱毛・フラッシュ脱毛・IPL脱毛などと呼ばれるもので、医療レーザーよりも出力が弱いため、毛根を破壊するほどの照射はできません。
医療レーザー脱毛は、FDA(「アメリカ食品医薬品局」と訳される、日本の厚生労働省に相当するアメリカの政府機関)の厳格な安全基準をクリアした機械を使用しています。
出力が高く、メラニン色素を完全に破壊するため、高い脱毛効果が得られます。
メジャーな医療レーザー機器
ダイオードレーザー
ダイオードを光源としており、世界一のシェアを誇る医療レーザー脱毛機器です。集中冷却システムという皮膚へのダメージや痛みを和らげる機能があるのが特徴です。痛みが少なくある程度の産毛まで対応可能です。アレキサンドライトレーザーより痛くありません。
ダイオードレーザーの特徴 |
波長 | 810nm |
メリット | 産毛にも効果あり。肌への負担が少ない。男性のひげ脱毛に最適。 |
デメリット | アレキサンドライトレーザーより処理範囲が狭い |
アレキサンドライトレーザー
1997年以来日本に導入され広く使われていたレーザー。ダイオードレーザーよりも痛みを強く感じるといわれています。焼却装置がついており、ジェルを塗る必要がありません。そのため施術はかなり短時間です。日本ではキャンデラ社のものが一番シェアがあります。
アレキサンドライトレーザーの特徴 |
波長 | 755nm |
メリット | 日本人向け |
デメリット | 産毛には反応しにくい |
ロングパルスヤグレーザー
男性の脱毛に最適な肌の色を選ばないレーザー。アレキサンドライトレーザーやダイオードレーザーよりも光が深くまで届くのが特徴なので、男性のひげ脱毛にもよく使われます。地黒の人も脱毛できるのが特徴です。レーザーフェイシャルも行えるので、ハンドピースを変えるとさまざまな治療ができる複合機です。
ロングパルスヤグレーザーの特徴 |
波長 | 1064nm |
メリット | 火傷によるトラブルが少ない。男性のひげ脱毛に適している。 |
デメリット | 脱毛効果の持続性が低い |
医療レーザー機はどれがいいの?
日本ではアレキサンドライトレーザーとダイオードレーザーがよく使われています。
ダイオードレーザーよりアレキサンドライトレーザーの方が痛いです。ヤグレーザーとダイオードレーザーはそんなに違いがありません。
照射部位や冷却機能の有無などにより変わってきたり、痛みに対しても個人差があるので一概には言えませんが、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。
実際にテスト照射の際に我慢できるかどうかを判断するようにしましょう。
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